みんなで成長させる企画展

「『信濃の国』は どこからきて、どこへいくのか」


「信濃の国」が長野県の県歌として制定され、今年で50年。それにあわせて長期の企画展をスタートします。

「信濃の国」の制定や歌詞に関するいくつかの“問い”をもとに、そこから連想ゲームのように発想をふくらませていきながら、所蔵資料等を使いだんだんと調査を深めていく企画展。

来館される方は来館の都度変化していくその過程を見ることができるとともに、自ら“問い”や情報を書き加えるかたちで参加することも可能です。

初めから完成された企画展ではなく、最後までどのようになるのかがわからない成長型企画展。終わった後に見えるのはどんな「信濃の国」の姿なのか。どうぞお楽しみに。

 

期間: 平成30年5月20日(日)~12月末(予定) 開館時間中

場所: 県立長野図書館 1階エントランスロビー

※展示の詳細は、今後、このページやブログ等で随時アップしていきます。


▼「信濃の国」関連ページ

・県歌「信濃の国」(長野県公式サイト)ー歴史、歌詞の意味、曲の再生、歌詞・楽譜等

【お問合せ】企画協力課(TEL:026-228-4939)

平成27年夏に当館で開催した戦後70年特別企画「発禁 1925-1944 ; 戦時体制下の図書館と知る自由」を機につながりが深まった東京都千代田区立千代田図書館で、このたび下記の展示・講演会が開催されます。

当館からも展示用として所蔵資料を貸し出すほか、司書が講演会の講師の一人としてお話させていただきます。

戦前の検閲制度や公共図書館と検閲のかかわりに関心のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

「検閲官 戦前の出版検閲を担った人々の仕事と横顔」

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会期: 2017年1月23日(月)~4月22日(土)

会場: 千代田区立千代田図書館 9階 展示ウォール

主催: 千代田区立千代田図書館

協力: 浅岡邦雄氏、牧義之氏、村山龍氏、安野一之氏(千代田図書館「内務省委託本」研究会)、人首(ひとかべ)文庫、県立長野図書館

▼詳細は千代田図書館のサイトをご覧ください。

展示「検閲官 戦前の出版検閲を担った人々の仕事と横顔」

 


▼当館の展示記録等はこちらからご覧いただけます。

戦後70年特別企画「発禁 1925-1944 ; 戦時体制下の図書館と知る自由」(2015.8.1)

※↑「信州デジくら」で公開している『出版物差押通知接受簿』等9点の資料をご覧いただけます。

“『出版物差押通知接受簿』から見る「知る自由」”を掲載しました(2015.8.13)

緊急開催!『「発禁 1925-1944」展示資料を読み解く会』(2015.8.18)

「戦争記憶アーカイブ」紹介ページ(2015.9.3)

○【ブログ】戦後70年特別展 『発禁 1925-1944;戦時体制下の図書館と「知る自由」』(1)(2015.8.15)


【お問合せ】資料情報課(TEL:026-228-4921)

県立長野図書館戦後70年特別企画Ⅱ

「GIFT;子どもの世界が変わった時」

―進駐軍とともにやってきた児童書と戦前・戦中・戦後―

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ある月末蔵書整理日に、書庫の中で児童図書を整理していた時のこと。ふと、古ぼけた薄い本が目に留まりました。そっと本棚から取り出してみると、英語のタイトルと美しい表紙。興味をそそられ中を開いてみると、そこには「GIFT:アメリカ文化センター」のスタンプが―。

そこから今回の企画展示は始まりました。

この「GIFT」と付いた本をきっかけに県立長野図書館の歴史を紐解いてみると、そこには戦後占領期に進駐軍が設置したCIE図書館(※)の活動や、教科書の歴史、戦前・戦後の子どもの本など、戦後70年の今、あの頃何が起こっていたのか改めて知っておくべきたくさんの事柄が見えてきました。

終戦によって子どもたちの世界にどのような「GIFT」がもたらされたのか、様々な角度から見つめなおしてみたいと思います。

 

(※)1945年(昭和20年)11月以降、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)の機関である民間情報教育局(CIE:Civil Information and Education Section)が全国23カ所に設置した図書館。

1. 期  間

平成27年12月22日(火)~平成28年1月28日(木)

2. 展示場所

県立長野図書館 2階 一般図書室

3. 内  容

○長野CIE図書館の紹介

  • パネル展示
  • 長野CIE図書館の蔵書であった『基礎科学教育叢書』(戦後の日本の理科教科書のモデル)や児童書の展示

○子どもの本の歴史

  • 戦前から戦後の児童書・児童雑誌(大正末期~昭和25年頃)

○連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)による検閲

  • 戦後の墨ぬり教科書や検閲を受けた児童書

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左:『基礎科学教育叢書』     右:『少年倶楽部』【長野県立歴史館蔵】

 


▼企画展示の様子は当館ブログでもご紹介しています。

「GIFT;子どもの世界が変わった時」 (よむナガノ 県立長野図書館ブログ)

 

【お問合せ】資料情報課(TEL:026-228-4921)

戦後70年特別展 「発禁 1925-1944 戦時体制下の図書館と知る自由」ウェブ企画の一つとして、「戦争記憶アーカイブ」を紹介するページを作成しました。
下記からご覧いただけます。

「戦争記憶アーカイブ」の紹介

○戦後70年特別展の詳細はこちらをどうぞ→「発禁 1925-1944 戦時体制下の図書館と知る自由」

★平成27年9月13日(日)まで期間延長します!★

【お問合せ】資料情報課(TEL:026-228-4921)

緊急開催!

「発禁 1925-1944;戦時体制下の図書館と知る自由」

展示資料を読み解く会

 

発禁現在開催中の企画展『発禁 1925-1944;戦時体制下の図書館と知る自由』は新聞で取り上げられたり、実際に御覧になった方々にブログやFacebookなどで紹介していただいたりと、たくさんの反響をいただいております。
御来場された方のなかには戦前・戦中期の検閲制度を研究されている研究者の方もおられ、今回の企画展をより実りあるものにするために御協力をいただけることになりました。

そこで、下記の日程により、長野県短期大学多文化コミュニケーション学科で日本近現代文学を教えておられる牧義之先生を講師にお招きし、当企画展の「展示資料を読み解く会」を開催します。

『出版物差押通知接受簿』をはじめとする現在企画展で展示している資料の特徴や現在の研究状況などをお話いただけるほか、先生御自身が発掘・収集された検閲に関する資料についても御紹介してくださいます。

講義形式ではなく、2階一般図書室内入って左側の企画展示スペースの周りで、先生のお話をお聞きする形を予定していますので、どうぞお気軽にお越しください。たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。

  1. 期 日:平成27年8月25日(火)14:00~15:00
  2. 場 所:県立長野図書館 一般図書室 (2階)
  3. 講 師:長野県短期大学多文化コミュニケーション学科日本語日本文化専攻 助教 牧義之 氏
  4. 参加方法:申込不要です。当日、直接会場にお出でください。

■講師紹介: 牧 義之(まき よしゆき)氏

長野県短期大学多文化コミュニケーション学科日本語日本文化専攻助教。東京都千代田区立図書館が所蔵する、内務省が実際に検閲業務に用いた『内務省委託本』の調査にも携わり、レポート「内務省発行『図書日報』と納本事務」を発表。また今年5月には、2014年12月に森話社から発行された著書『伏字の文化史―検閲・文学・出版』で、第36回日本出版学会奨励賞を受賞。(長野県短期大学研究者情報【PDF】

【お問合せ】資料情報課(TEL:026-228-4921)

このたび、戦後70年特別展「発禁 1925-1944 戦時体制下の図書館と知る自由」の一企画として、“『出版物差押通知接受簿』から見る「知る自由」”のページを作成しました。

これは、当館が1925(大正14)年から1944(昭和19)年までにわたり当時の発禁出版物を記録した資料のうちの一つである『出版物差押通知接受簿』をリスト化し、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている資料についてはそれぞれリンクを貼って内容を閲覧できるようにしたものです。

どのような資料が戦時体制下において発禁・差押となったのかを見ることによって、「戦時中の情報統制」、「国民の知る自由」、「図書館が果たすべき役割」等について皆さまそれぞれが考える材料としていただければ幸いです。

『出版物差押通知接受簿』から見る「知る自由」

 

○戦後70年特別展の詳細はこちらをどうぞ→「発禁 1925-1944 戦時体制下の図書館と知る自由」

【お問合せ】資料情報課(TEL:026-228-4921)

県立長野図書館戦後70年特別企画

「発禁 1925-1944 ; 戦時体制下の図書館と知る自由
県立長野図書館には1925(大正14)年から1944(昭和19)年までの間の、発行禁止・閲覧禁止とされた本たちと図書館の記録があります。
時の政府の検閲によって伏せ字となっている文章、図書館から消えていった本、雑誌、新聞…。表現の自由そして知る自由が失われ、やがて戦争が始まります。

戦後70年を迎えるにあたり、県立図書館ではこれらの記録をデジタル化し「信州デジくら」で公開するとともに、図書館で関係する資料や戦争を語り継ぐ記録を展示いたします。
図書館はみなさんが過去の記憶を語り継いでいくための記録を、書籍やアーカイブとして収蔵し、提供しつづけます。
みなさんが、それらをひもとき、今日そして明日の暮らしを考え、創るための「知る自由」の基盤であり続けたいと思います。


■開催期間: 平成27年8月1日(土)~8月30日(日) ※9月13日(日)まで延長します。
■場  所: 1階 視聴覚室 (18日(火)からは2階一般図書室)

■概  要

(1)主展示: 当館の記録で見る「知る自由」

当館に残された検閲の記録『出版物差押通知接受簿』や対象となった所蔵資料を展示します。実際に手にとってご覧いただけます。

展示資料のうち、当館が作成した記録類をデジタル化し、「信州デジくら(※)」で公開しました。

(※)「長野県デジタルアーカイブ推進事業」の愛称。長野県の歴史・文化・自然等の貴重な社会的資産をデジタル化して保存するデータベース。


『出版物差押通知接受簿』から見る「知る自由」(当サイト内別ページ)

・『接受簿』の記録をリスト化しました。そのうち、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている資料にはリンクを貼りましたので、内容をご覧いただくことが出来ます。

(2) 戦争を語り継ぐ資料の紹介

ア 「県甲飛会」会報

「県甲飛会(けんこうひかい)」は、長野県出身の旧海軍甲種飛行予科練習生の同窓会でしたが、高齢化による会員の減少で平成27年4月に解散しました。戦争当時の回想も多く寄稿されている同会の会報を所有者の方からお借りし、関係する資料とともに展示します。

イ 当館が所蔵する戦時下で発行された資料

「アサヒグラフ」、「週報」など戦時下で発行された資料を展示します。

ウ 戦争記憶アーカイブの紹介(ウェブサイト企画)

インターネット上に公開されている戦争の記憶を伝える各種アーカイブを紹介します。

「戦争記憶アーカイブ」の紹介(当サイト内別ページ)

発禁

【お問合わせ】 資料情報課(TEL:026-228-4921)