信州発・これからの図書館フォーラム
「これからの公共について考えるための対話」シリーズ 第2回
「本 × 人 × コミュニティ」
本と人がつくる新しい公共圏
吉成 信夫さん(みんなの森 ぎふメディアコスモス 岐阜市立中央図書館 館長)
磯井 純充さん(まちライブラリー提唱者)
「これからの公共について考えるための対話」シリーズ
県立長野図書館は昨年末にLibrary of the Year 2019 優秀賞をいただきました。「知の公共性をひたむきに志向した,共創の舞台となる情報拠点の構築」がその受賞理由です。
この 5 年間「情報と情報」「情報と人」をつなぎなおし「人と人」をつなぐことを事業の軸として、たくさんの方々と共にこれからの「図書館」さらには「公共」のあり方を考え、創っていくための様々なチャレンジを重ねて来ました。
多様な他者とつながり、自由にいきいきとくらすこと ー そんな「公共」のあり方が、今の困難と可能性に溢れた時代の社会にとって最も重要なテーマの一つであり、その核に「知ること」を据え直す事が大切であると考えるからです。
そこで、5年間の事業改革期間の最後に、各界でユニークな取り組みを進めるみなさんをお招きして「これからの公共について考えるための対話」シリーズを開催します。
第2回「本 × 人 × コミュニティ」ー本と人がつくる新しい公共圏
日時・会場
2020年2月22日(土)13:00-16:00 県立長野図書館3階 信州・学び創造ラボ
内容
第2回は、みんなの森 ぎふメディアコスモス 岐阜市立中央図書館長の吉成信夫さんと、「まちライブラリー」提唱者の礒井純充さんをお迎えします。
「本」とは?「読む」とは?「ライブラリー」とは?
人がつながるところに生まれるパブリック、公共空間に生まれる人のつながり…
その真ん中に「本」や「読む」や一人ひとりの想いをことばにし、伝え合うことの大きな可能性があるのではないだろうか。
あなたは、どこで、どんな誰と一緒に、何をしたいと思うだろうか、どんなじかんを、どんな知を創りたいだろうか。
今、「本」「読む」「ライブラリー」を語ることは、”これからの人の関係性”を語ることに他ならず、コミュニティ、ビジネス、パブリック、技術、生きていくこと…を考えること。
当館館長の平賀が、吉成さんと磯井さんのお話とみなさんをつなぐ聞き手として参加します。
お話
吉成信夫 さん(よしなり・のぶお:みんなの森 ぎふメディアコスモス 岐阜市立中央図書館 館長)
1956年東京都生まれ。CIコンサルティング会社役員等を経て、96年岩手県に家族で移住。石と賢治のミュージアム研究専門員として同館の開館に向け奔走。その後、葛巻町の協力を得て、廃校を利用したエコスクール「森と風のがっこう」を01年に開校。知事からの要請を受け、03年、県立児童館いわて子どもの森初代館長に就任。NPO法人岩手子ども環境研究所理事長などを歴任し、平成27年7月の中央図書館開館に伴う公募により、岐阜市立図書館館長に就任。
著書に「ハコモノは変えられる!―子どものための公共施設改革」学文社(2011)。
磯井純充 さん(いそい・よしみつ:まちライブラリー提唱者/森記念財団 啓発普及部長/大阪府立大学観光産業戦略研究所 所長補佐)
1981年、森ビル株式会社入社。社会人教育機関「アーク都市塾」、産学連携・会員制図書館「六本木アカデミーヒルズ」などを立ち上げる。2011年より「まちライブラリー」を提唱。全国にネットワークを広げ、2013年には「まちライブラリー@大阪府立大学」を開設。同年には全国の私設図書館を集めた「マイクロ・ライブラリーサミット」を開催している。
著書に「マイクロ・ライブラリー図鑑~全国に広がる個人図書館の活動と514のスポット一覧」 まちライブラリー(2014)、「本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた 」学芸出版社 (2015)、「マイクロ・ライブラリー 人とまちをつなぐ小さな図書館」学芸出版社 (2015)、「コミュニティとマイクロ・ライブラリー」まちライブラリー (2016)など。
聞き手
平賀 研也(県立長野図書館長)
申込み
以下のフォームからお願いします。【参加無料】
https://forms.gle/16uN1j4Eex78kn2i6
「これからの公共について考えるための対話」シリーズ
第1回 2020年2月8日(土)10:00-12:30
「ゆっくり、いそげ:一人ひとりが大切にされる経済・社会をつくるために」
影山 知明 さん(クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主)
■Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/1559082514246666/
第3回 2020年3月15日(日)13:00-16:00
嶋田 学 さん(奈良大学 教授/前・瀬戸内市立図書館長)
岡本 真 さん(アカデミック・リソース・ガイド代表)
■Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/559930807924554/
お問合せ
企画協力課(TEL:026-228-4939)
令和元年度
大北図書館の集い
日時
2020年2月1日(土)10:30-15:00
会場
池田町交流センターかえで(池田町大字池田3336-1) TEL:0261-62-5659
内容
第1部 【ワークショップ】 10時30分~12時 学習室
テーマ:「知ること」っておもしろい! 図書館だからこそできる「ワクワクする体験」を考えよう
コーディネーター:県立長野図書館 司書 小澤 多美子 氏
第2部 【講演会】 13時~15時 ホール
演 題:「懐かしくて、新しい 紙芝居コミュニケーションの世界」
講 師:道化師・紙芝居実演家 塚原 成幸 氏
【参加無料・申込不要】
どなたでもご参加いただけます。
【お問合せ】大北図書館協会事務局(市立大町図書館内)(TEL:0261-21-1616)
信州発・これからの図書館フォーラム
「これからの公共について考えるための対話」シリーズ 第1回
「ゆっくり、いそげ」
一人ひとりが大切にされる経済・社会をつくるために
影山知明さん(クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主)
「これからの公共について考えるための対話」シリーズ
県立長野図書館は昨年末にLibrary of the Year 2019 優秀賞をいただきました。「知の公共性をひたむきに志向した,共創の舞台となる情報拠点の構築」がその受賞理由です。
この 5 年間「情報と情報」「情報と人」をつなぎなおし「人と人」をつなぐことを事業の軸として、たくさんの方々と共にこれからの「図書館」さらには「公共」のあり方を考え、創っていくための様々なチャレンジを重ねて来ました。
多様な他者とつながり、自由にいきいきとくらすこと ー そんな「公共」のあり方が、今の困難と可能性に溢れた時代の社会にとって最も重要なテーマの一つであり、その核に「知ること」を据え直す事が大切であると考えるからです。
そこで、5年間の事業改革期間の最後に、各界でユニークな取り組みを進めるみなさんをお招きして「これからの公共について考えるための対話」シリーズを開催します。
第1回「ゆっくり、いそげ」一人ひとりが大切にされる経済・社会をつくるために
日時・会場
2020年2月8日(土)10:00-12:30 県立長野図書館3階 信州・学び創造ラボ
内容
第1回は、東京西国分寺のカフェ「クルミドコーヒー」店主の影山知明さんをお迎えします。
これからの人や価値のつながり方を構想・実践されている影山さんのお話をお聞きし、リアルな場や営みの中に私たちそれぞれ、そしてみんながのびのびと生きるための関係性をどのように実装していけるのかについて話し合いたいと思います。
「信州・学び創造ラボ」デザイン会議のファシリテーター李明喜さん、長野で地域づくりや起業について考える場をアレンジしている藤原正賢さん、当館館長の平賀がそれぞれの視点から影山さんのお話とみなさんをつなぐ聞き手として参加します。
ーーーーーーー
会社も、学校も、政治も、まちも、
今の社会は成果を先に定義して、
そこへと最短距離で行こうとしている。
人は規格化され、利用価値ではかられる。
今の生きづらさの正体はそこにある。
それを180度、ひっくり返してみたらどうだろう。
一つ一つのいのちを大事にし、それらがのびのびと、
それぞれの可能性を最大化するように関わり合ってみたら。
カフェの営業から、出版、哲学カフェ、
地域通貨、書店、田んぼづくりと活動を広げてきた
クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店の道のりは、
まるで植物のそれのようだ。
そこに設計図はなく、
縁と偶発性から、伸ばすべき枝が自然と伸びてきた。
そう、自動車を作るようにではなく、植物が育つように。
この地上の支配者、植物のありようから学び、
一人一人が大切にされる経済・社会をつくるための処方箋。
ゆっくり、いそごう。
(『続・ゆっくり、いそげ』影山知明,クルミド出版.2018 紹介文より)
・クルミド出版 >https://www.kurumed-publishing.jp/
お話
影山 知明さん(かげやま・ともあき:クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 店主)
1973年東京西国分寺生まれ。大学卒業後、経営コンサルティング会社を経て、ベンチャーキャピタルの創業に参画。その後、株式会社フェスティナレンテとして独立。2008年、西国分寺の生家を建て替え、多世代型シェアハウスの「マージュ西国分寺」を開設。その1階に「クルミドコーヒー」をオープンさせた。2017年には2店舗目となる「胡桃堂喫茶店」を開業。出版業や書店業、哲学カフェ、地域通貨、米づくりなどにも取り組む。 著書に『ゆっくり、いそげ ~カフェからはじめる人を手段化しない経済~』(大和書房)2015。『続・ゆっくり、いそげ ~植物が育つように、いのちの形をした経済社会をつくる~』(クルミド出版)2018。
聞き手
李 明喜さん(アカデミック・リソース・ガイド株式会社ディレクター/信州・学び創造ラボファシリテーター)
藤原 正賢さん(株式会社BAZUKURI代表)
平賀 研也(県立長野図書館長)
申込み
以下のフォームからお願いします。【参加無料】
https://forms.gle/Vp1TGkmGTzkT3XKY7
「これからの公共について考えるための対話」シリーズ
第2回 2020年2月22日(土)13:00-16:00
吉成 信夫 さん(みんなの森 ぎふメディアコスモス 岐阜市立中央図書館 館長)
礒井 純充 さん(まちライブラリー提唱者/森記念財団 啓発普及部長/大阪府立大学観光産業戦略研究所 所長補佐)
■Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/2052399591577020/
第3回 2020年3月15日(日)13:00-16:00
嶋田 学 さん(奈良大学 教授/前・瀬戸内市立図書館長)
岡本 真 さん(アカデミック・リソース・ガイド代表)
■Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/559930807924554/
お問合せ
企画協力課(TEL:026-228-4939)
いつも当館をご利用いただきありがとうございます。
2/24(月)~3/3(火)の日程で、図書館システムの更新を行います。
この期間、1階 児童図書室・2階 一般図書室を休館させていただきます。
なお、3階 信州・学び創造ラボおよび会議室は、10時~18時までご利用いただけます(月曜および会議使用時を除く)
また、休館中は下記について休止させていただきますので、ご了承ください。
・当館ホームページ(蔵書検索・長野県横断検索を含む)
※蔵書検索は2/23(日)19:00より休止
・資料の貸出(インターネット予約貸出・相互貸借を含む)、所蔵照会、レファレンス、複写サービス等 すべての図書館業務
※遠隔地(インターネット予約)貸出・相互貸借について、2/23(日)8:30までにご予約・ご連絡いただいた資料は、休館前の発送となります。それ以降のご予約は3/4(水)からの発送となります。
ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
【お問合せ】資料情報課(TEL:026-228-4921)
びっくりするようなストーリー、おかしな会話、
そしてへんてこで不思議な世界・・・
本の世界は「ちょっと変」がいっぱいです。
これ、なんだろう・・・?どうなってるの?
意味はわからないけど、なんだか笑っちゃう!
子どもはおもしろいって言うけれど、大人にはわからないのよね。
いやいや、わからないから、おもしろい!
図書館には、「心があたたかくなる本」や「かなしい本」、
「勉強になる本」などいろいろな種類の本があるけれど・・・
寒い日には、ぬくぬくとした部屋で体の力を抜いて、頭を空っぽにして笑ってみませんか?
<こんな本がありますよ♪>
『チョコレートパン』長新太さく 福音館書店 2010 【E/チ】
『うそつきのつき』内田麟太郎作 文溪堂 1996 【E/ウ】
『たことせんちょう』トミー・ウンゲラー原作・画 ウエザヒル出版社 1966 【E/タ】
『くもりときどきミートボール』ジュディ・バレット文 ほるぷ出版 2004 【E/ク】
【お問合せ】資料情報課(TEL:026-228-4921)
けんトショ製本部による
大人の製本講座〔 和装本編 :康煕綴じ〕
「本」ってどんなふうにできているか知っていますか?この講座では、古来より日本で使われてきた糸綴じの書物「和装本」を作ります。和紙の素材や風合い、美しい色彩を味わいながら、実際に糸を使って本を縫ってみましょう。皆様のご参加をお待ちしています。
■日 時: ①令和2年1月26日(日)15:00-17:00 ②令和2年1月29日(水)18:00-20:00
■場 所: 県立長野図書館3階 信州・学び創造ラボ
■今回作るもの:康煕(こうき)綴じの和装本
■講 師: 当館職員(けんトショ製本部メンバー)
■参加費: 500円(材料費)
■定 員: 各回5名(※高校生以上)
■お申込: 電話または直接2Fカウンターへどうぞ。
*「けんトショ製本部」とは*
職員有志が本の修理技術の向上をめざして、勤務時間終了後に自主的に勉強会を行っている部活動です。その活動の一環として、製本講座を開催しています。
【お申込・お問合せ】資料情報課(TEL:026-228-4921)