県立長野図書館が「Library of the Year 2019」優秀賞を受賞しました
“良い図書館を 良いと言う”
「Library of the Year 2019」
優秀賞を受賞しました
「Library of the Year:ライブラリーオブザイヤー」(LoY)は、これからの図書館のあり方を示唆するような先進的な活動を行っている機関に対して、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)が毎年授与する賞であり、このたび県立長野図書館は「LoY2019 優秀賞」を受賞しました。
これは、知識基盤社会における知の拠点のあり方、また「共に知り、共に創る」公共空間のあり方をめぐる当館のこれまでの取組みが評価されたものです。
「学びと自治」を核にした「しあわせ信州創造プラン2.0:長野県総合5か年計画」においても、生涯にわたって学び続ける環境づくりという側面から、公共図書館の役割が重視されています。
県立長野図書館は、今後も県内市町村立図書館や県民の皆さんとともに語らいながら、「これからの図書館」の実現に向けて進んでいきます。
1.Library of the Year(LoY)とは
(1)概要
2006年に創設され、今年で14回目の開催。公共的な取り組みだけではなく、他の「図書館やそれに準ずる施設・機関」にとって参考になる優れた活動や、独創的で意欲的に取り組んでいる具体的な事例を評価し広く知らしめることを目的としたもので、ベストの図書館を決めるものではありません。毎年、IRIの理事及び外部選考委員により、図書館など知的資源に関わる全国の機関を対象に賞を授与しています。
(2)「LoY2019 優秀賞」受賞機関
- 県立長野図書館
- 札幌市図書・情報館(北海道)
- 恩納村文化情報センター(沖縄県)
- 京都府立久美浜高等学校図書館(京都府)
(3)授与機関
(4)過去の状況
2006年以降2018年までに優秀賞を受賞したのは全国46館・団体となり、そのうち長野県内の図書館・団体の受賞は以下のとおりとなります。
- 小布施町立図書館(2011 大賞)
- 伊那市立図書館(2013 大賞)
- 塩尻市立図書館/えんぱーく(2015 優秀賞)
- 株式会社バリューブックス(2018 優秀賞)
2.最終選考会
優秀賞受賞4機関がプレゼンを行い、その中から大賞およびオーディエンス賞を決定する最終選考会が以下のとおり行われます。誰でも参加できる公開型の選考会です。
日時:2019年11月13日(水) 15:30-17:00
会場:パシフィコ横浜(横浜市みなとみらい)
3.受賞事業・理由 (2019.10.2発表のため追記)
■対象事業名:知の公共性をひたむきに志向した,共創の舞台となる情報拠点の構築
■受賞理由:これからの「公共」とは何か,という非常に困難な問いに対し,正面から向き合っている図書館である。この図書館では従来の児童書の貸出に留まらない「体験の貸出」や,学生・社会人向けのコモンズの設置,知の公共圏を現出させるアンカンファレンスのスタジオたる信州・学び創造ラボなどを実装しており,他の図書館と参考となりうるモデルルーム機能をも持つことが特筆できる。これら空間・機能・サービスは単にトップダウンで作られたのではなく,館長のアイデアに触発されつつ,構成図書館員・住民・大学生・図書にかかわる様々な団体が討議しながら作り上げていった点を評価した。
(「IRI知的資源イニシアティブ」のサイトから転載)
【お問合せ】企画協力課(TEL:026-228-4939)