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更新日:2020年2月17日
平成29年度松本市学校司書研修(信州発・これからの図書館フォーラム第11弾)
学校図書館を創るために
ーその機能の再確認と授業に連動した選書を学ぶー
松本市教育委員会から市内の学校司書を対象とした研修会についてご相談を受け、企画から実施まで関わらせていただきました。実施にあたっては、当館事業「信州発・これらかの図書館フォーラム第11弾」として位置付けて、共催という形になったため、松本市以外の県内自治体の小中学校からも参加希望を募り、総勢100名弱の研修会となりました。
松本市の学校司書の雇用形態が今年度から市費雇用に切りかわったこと受け(今まではPTA雇用)、研修の充実を図っていくという背景のもと、松本市教育委員会から当館に対し講師派遣・プログラム内容等に関するご相談がありました。
当館が実施している「信州発・これからの図書館フォーラム」は、公共図書館、学校図書館問わず、地域の図書館職員の人材育成を当該地域の中核館がいずれ担っていけるようになるためのサポートをしていくことも目的のひとつにあります。
したがって、今回の松本市教育委員会から寄せられた相談にお応えすることで、そうしたことをこれから展開していくためのひとつのモデルプログラムを構築する機会にしたいと考え、当館事業のこれからの図書館フォーラムとして位置づけ、共催させていただくことになりました。
【講義】「『学び』を広げつなぐ 学校図書館と学校司書のこれから」長谷川優子氏
日本図書館協会学校図書館部会幹事と埼玉県立久喜図書館副館長としてのお立場から、学校図書館を取り巻く現状やその機能(読書センター、学習センター、情報センター)、また今後の展望などを、広く俯瞰する視点から穏やかな語り口でお話いただきました。
◎資料「『学び』を広げつなぐ 学校図書館と学校司書のこれから」(PDF:27,253KB)
(※本資料の改変・再配布はご遠慮ください。)
【ワークショップ】「教育活動を支える学校図書館~選書とその視点~」宮澤優子氏
現場で働く同じ学校司書としての立場から、現在の選書にどれくらい根拠があるのか?その根拠はどこに置くのか?少ない学校図書館の資料費を、学校図書館の機能を理解したうえでのコレクション構築にどのように投入するのか?といった内容を可視化し、その上でグループワークとして、3人一組で選書について考える時間を設けていただきました。
◎資料「教育活動を支える学校図書館~選書とその視点~(PPT:1,480KB)」
◎ワークシート等
「年間指導計画対応図書館年間指導計画(図書館専用)サンプル(エクセル:75KB)」
【パネルトーク】
長谷川氏、宮澤氏とともに、会場館であり松本市の学校図書館を支援する役割を担う松本市中央図書館の瀧澤裕子館長にもご登壇いただき、さまざまな角度から学校図書館に対するトークを展開していただきました。※コーディネーター:平賀研也(県立長野図書館長)
会場からは、多数の発言があり、講師がそれにひとつひとつ丁寧に応じることで、会場にいる皆で、個人が今まで抱えていた悩みや課題を全員のものとして共有することができました。
1.松本市学校司書研修アンケート(参加者属性・評価)(PDF:393KB)
2.松本市学校司書研修アンケート(自由記述)(PDF:618KB)
このような研修を地域で展開したい教育委員会や公共図書館がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。当館も一緒に考え、実現に向けてのサポートをさせていただきます。
【お問合せ】企画協力課(TEL:026-228-4939)
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