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更新日:2020年2月17日

平成28年度子ども読書活動推進企画第2弾「おいでよ!紙芝居空間―演じるひとと観るひとがともに創る―」

平成28年度 県立長野図書館子ども読書活動推進企画 第2弾

おいでよ!紙芝居空間
―演じるひとと観るひとがともに創る―

報告(H29.4掲載)

日時・会場

平成29年3月25日(水曜日) 10時00分~15時30分

県営若里公園,県立長野図書館第1会議室

日程

10時00分-10時45分

若里公園街頭公演「紙芝居の話・笑・輪 みんなでつくる紙芝居劇場」

清泉女学院短期大学幼児教育科専任講師 紙芝居演者 塚原成幸氏

10時45分-11時00分 受付
11時00分-12時00分

演じ方講座「演じるひとと観るひとが創る場所」

清泉女学院短期大学幼児教育科専任講師 塚原成幸氏

12時00分-13時00分 休憩
13時00分-15時30分

実践発表/事例紹介/情報交換【紙芝居にこめる地域の人・場所・心】

「手作りジャンボ紙芝居で椋鳩十の世界を子どもたちに伝える」

喬木村立椋鳩十記念図書館 館長 大原文男氏

「地域の紙芝居づくりをやってみて」

童画家 紙芝居作家 岡野和氏

麻績村紙芝居の会の皆さん

15時30分 閉会

終日(ナレッジラボにて)「イマ・ココで作られた紙芝居:清泉女学院短期大学学生作品展示」

街頭公演・演じ方講座

芝居の場が持つ魅力で、大人が子どもに一方的に与えるものという読書活動のイメージの壁を崩し、大人と子どもがともに楽しむ生きた場におけるツールとして働くことを、子どもにも楽しめる街頭公演とお話で体感しました。
街頭公演では、ぞくぞくと人の集まってくるパフォーマンスを、図書館前の野外広場で展開していただきました。街頭紙芝居のツールを使い、引き出しから小道具を取り出しながら、観客を巻き込んでのあっという間の45分間でした。紙芝居あり、手遊びあり、ジャグリングあり、思わず通りすがりの人が引き込まれる空間が出現しました。

演じ方講座は、引き続き塚原先生に、紙芝居の歴史、作り、抜きや演技について具体的な講義をいただきました。紙芝居は日本独自の文化であり、意外なことに映画より歴史が若いそうです。その魅力は年齢を問わず人々を引き込み、観る事から演じる事まで幅広い活動を生みます。発声方法の演習は、参加者にとってなるほどと説得させられるレクチャーでした。

実践発表・事例紹介・情報交換

長野県内の特色ある紙芝居活動や創作に関わる作家の思いに触れることで、今まで気付かなかった「長野ならでは」の「世代をこえた」紙芝居との関わり方の魅力を共に考えました。

「手作りジャンボ紙芝居で椋文学の世界を子どもたちに伝える」では、喬木村立椋鳩十記念図書館の大原文男館長に、椋鳩十の顕彰のための長年にわたる図書館活動と村の小学校のPTA活動の事例を紹介していただきました。図書館のマスコットである猫館長も、椋鳩十のゆかりの逸話を多く持っています。郷土の人椋鳩十の文学の業績を村ぐるみで次世代に伝えていこうとする熱意が伝わってきました。

童画家 紙芝居作家岡野和氏「地域の紙芝居づくりをやってみて」の実践発表では、子どもに喜んで見てもらえる伝わる紙芝居の、地元での製作の模様をお話しいただき、その試行錯誤の中で、地元の素材の研究をし、見てもらえる紙芝居をつくることを考える大切さを学びました。

また麻績村紙芝居の会の皆さんには手づくりの昔話紙芝居の実演をしていただきました。食い入るように紙芝居に集中する参加者の姿がありました。

「イマ・ココで作られた紙芝居:清泉女学院短期大学学生作品展示」

平成28年度卒業の学生たちが大学2年時に、「児童文化の研究」という通年授業の後半に取り組み製作した紙芝居44作品を展示しました。

前期に学んだ児童文化の概論を基礎に、秋から具体的な製作が始まります。まずグループで話し合いながらテーマとする季節や分野を絞っていき、ストーリー作りをします。絵のイメージから着想をする学生もいます。アイデアなどは自由に相談して出し合いますが、作品は最終的には一人で仕上げていきます。葉書サイズのミニチュア版を作り試演をし、プログラムとしての芝居の演出も考えます。学生たちは製作を通して紙芝居の構造や芝居の組み立てを身に付け、ただ「ウケる、ウケない。」では作品は判断できないことも学びます。

大学1年目で保育実習を経験し、志に胸をふくらませた若者たちが試行錯誤した力作です。幼児教育などの現場に携えて社会人となりたいところをお願いし、展示のために拝借しました。

資料等


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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【お問合せ】企画協力課(TEL:026-228-4939)

 

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