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共に知り、共に創る──「共知・共創の広場」を目指して
県立長野図書館は、時間と空間を越えて「知る」・「出会う」・「育む」ことを通じて、「共に知り共に創る誰にでも開かれた広場」であることを目指しています。
皆さまにとって、より快適に、安心して活用していただけるよう、「備え」たいという願いを込めて、今年の漢字を「備」としました。
”図書館だからこそ”できることを追求し、皆さまと共に、これからも図書館は動きつづけたいと思います。
(2024年4月1日)
2024年6月1日UP
長野県の現代史の編さんが進んでいることに呼応して、信州横断[昭和・現代史]講座(第2期:令和6年6月~令和7年2月)全8回を信州各地で開催します。受講料は基本的に無料です。ぜひ、ご参加ください。
2024年9月1日 UP
「信州・学び創造ラボ」にあるUV(紫外線)プリンターを使って、図書館利用カードをデザイン・作成するワークショップを定期的に開催しています。
わたしたちはどこから来て、どこへ行くのかー
県立長野図書館には、過去から現在に至るまで、信州の近代110年間にわたって集められた70万点におよぶ本や資料があります。
ここは、信州の人々が自然環境や人々の営みに働きかけながら重ねてきた「記憶の銀行」なのです。
また、みなさんが、ここにある本だけではなく、さまざまな資料やデジタルな情報源にたどりつくための入り口でもあります。図書館に来なくても使えるデジタルアーカイブやWebサービスも整えています。
そして、図書館には、みなさんそれぞれの「世界の再発見」をお手伝いする司書がいます。
さまざまな情報に触れて「わたしたちはどこから来たのか」を省みつつ、信州のくらしを未来から考え、創ることができる場所が県立長野図書館です。
だれもがそれぞれの「知る」を手にする場ー
「しーっ、図書館では静かに!」はもうやめましょう。
県立長野図書館には、ひとりで、あるいはみんなで心地よく過ごせるように、さまざまな空間と居場所が用意されています。
ひとりで静かに本を読む、調べ物をする。
みんなで本の森に分け入り、話しながら発見を分かち合う。
体験したり、対話しながら新しい価値を創る。
ものづくりやワークショップでアウトプットするからもっと知りたい…。
その時々にあった空間を選んで、いろいろな過ごし方を楽しんでください。
情報と情報、情報と人、人と人が出会い、つながり、共に知り共に創る場。
多様な他者と共に自由にある自治の場。
そんな空間をみなさんと共にデザインしていきたいと考えています。
図書館は、いろいろな人と共にある「公共空間」です。
すべての人が自由に「知る」ためにー
長野県には77の市町村に70の公共図書館があります。また、公共図書館がないまちにも公民館の図書室がありますし、すべての小学校や中学校、高校や大学にも図書館があります。
大きな都市や小さなむら、それぞれのまちの歴史やそこにくらす人の必要に応じて、図書館の大きさやサービスの中身はそれぞれですが、すべての人が自由に、制約なく「知る」ことができるしくみが必要です。
そこで、図書館は互いに本を貸し合ったり、広域でつながり、まるで一つの大きな図書館のようになったりしてきました。
しかし、情報の入手をWebに頼ることが多くなった今、これからの図書館はどんな情報をどんな空間で誰がどう整えていくのかを考える必要があります。
まちの図書館や学校の図書館と一緒に、すべての人が自由に「知る」ためにはどうしたらいいのか、話しませんか。