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HOME > 県立長野図書館のいま > 館内プログラム > 戦後80年特別企画「読ませなかったものと読ませたかったものー戦時下における『読書指導』を通して『知る自由』を考えるー」

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更新日:2025年7月23日

戦後80年特別企画「読ませなかったもの と 読ませたかったもの-戦時下における『読書指導』を通して『知る自由』を考える」

平成27(2015)年に開催した戦後70年特別企画「発禁 1925-1944:戦時体制下の図書館と知る自由」では、当館に保存されていた検閲関係資料を基に、政府とその意を受けた図書館が所蔵資料を「読ませなかった」活動に焦点をあて、「知る自由」を考える機会としました。

戦後80年である今年は、日中戦争の勃発(1937年)以降、言論や思想の統制が強まっていく中、各府県の中央図書館が国の挙国一致の方針に従って展開した「読書指導」をテーマに取り上げます。

特に、県立長野図書館(長野県中央図書館)が県内の農村図書館や青年会等に向けて展開した「読書指導」について、当館に残された資料を基に、戦時期に国や図書館が読ませようとしたものは何か、どのように「読ませたかった」のかをひもときながら、改めて「知る自由」について考えます。

sengo80-1 sengo80-2【チラシ】(PDF:1,330KB)

開催期間

令和7(2025)年7月26日(土曜日)から9月25日(木)

場所

県立長野図書館 2階一般図書室

※開館時間中は自由にご覧いただけます。(平日9時~19時、土日9時~17時/毎週月曜・月末最終金曜は休館)

主な内容

読ませたかったもの

(1)「読書普及」活動の様子(~昭和16年頃)

  • 農村向け図書、時局向け図書の紹介
  • 様々な文庫活動:貸出文庫、時局文庫、国民精神総動員文庫

(2)当館資料等から見る「読書指導」の展開(昭和17年頃~)

  • 『青年団読書会に関する文書綴』
  • 『下高井平穏青年沓野分団読書練成会概説』
  • 『小野青年団読書状況調』
  • 『(県立長野図書館)当宿直日記』(昭和19,20年度分)
  • 読書会指導要綱』(国立国会図書館デジタルコレクションより) 等 

上記資料等の展示のほか、年表により当時の状況を概観します。

本企画展示の関係資料は、随時デジタル化を行い「信州デジタルコモンズ」で公開いたします。

読ませなかったもの

 戦後70年特別企画「発禁 1925-1944:戦時体制下の図書館と知る自由」で用いた検閲関係資料やパネル等をこの機会に改めて展示します。

問合せ先

県立長野図書館総務企画課企画係(TEL:026-228-4939)

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