HOME > 県立長野図書館のいま > 館内プログラム > 令和7年(2025)度信州発・これからの図書館フォーラム第2回 戦後80年特別企画「読ませなかったもの と 読ませたかったもの -戦時下における『読書指導』を通して『知る自由』を考える」講演会
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更新日:2025年8月15日
令和7年(2025)度信州発・これからの図書館フォーラム第2回【戦後80年特別企画「読ませなかったもの と 読ませたかったもの -戦時下における『読書指導』を通して『知る自由』を考える】講演会を開催します。
県立長野図書館では戦後80年特別企画展示として、中央図書館に指定された当館が、国の方針に添って県内の農村図書館や青年会等に向けて展開した「読書指導」をテーマに取り上げました。当館に残された資料を基に、日中戦争の勃発以降、言論や思想の統制が強まる中で、国や図書館が読ませようとしたものは何か、どのように「読ませたかった」のかをひもときながら、「知る自由」について考える機会としています。
これは、戦後70年特別企画「発禁 1925-1944:戦時体制下の図書館と知る自由」で、当館に残された検閲関係資料を基に、国とその意を受けた図書館が「読ませなかった」活動を取り上げた展示とともに、いわば「読ませる側の歴史」といえるでしょう。
このたび、『戦下の読書 ―統制と抵抗のはざまで』(2025.7)の著者である和田敦彦氏をお招きし、当館の展示資料も取り上げていただきつつ、「読む側の歴史」に焦点を当ててご講演いただくことになりました。
皆さんとともに、「知る自由」について改めて考え、語り合う場にしたいと思います。
2025年9月7日(日曜日)13時30分から16時00分まで
13時30分 開会挨拶・趣旨説明・講師紹介
基調講演・質疑応答
展示内容説明(県立長野図書館担当者)
16時 終了(フリートーク・展示観覧)
『読書調査の歴史と資料 -戦前・戦中』樹村房(2025)
『戦下の読書 -統制と抵抗のはざまで』講談社 (2025)
『越境する書物 -変容する書物環境の中で』新曜社 (2011)
『書物の日米関係 -リテラシー史に向けて』 新曜社 (2007)
『メディアの中の読者 読書論の現在』ひつじ書房 (2002) ほか
(1)県立長野図書館 3階 信州・学び創造ラボで開催します。
会場での直接参加の方は、事前準備の人数把握のため、下記フォームからのお申込みに御協力ください。
(2)ZOOMによるオンライン参加
アクセス情報は以下のとおりです。
https://us02web.zoom.us/j/81287464038 ミーティング ID: 812 8746 4038
県立長野図書館 総務企画課 企画係(TEL:026-228-4939)
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