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更新日:2020年2月17日
平成28年度 県立長野図書館子ども読書活動推進企画 第1弾
子どもの読書を考える講演会&研究集会
「読み聞かせを卒業していく君たちと」
平成28年9月7日(水曜日) 10時30分~15時00分
長野県総合教育センター 講堂(塩尻市大字片丘字南唐沢6342-4)
10時00分-10時30分 | 受付 |
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10時30分-12時00分 |
講演会「読み聞かせを卒業していく君たちと 皇學館大学教育学部教育学科 助教 小幡章子氏 |
12時00分-13時00分 | 休憩・交流 |
13時00分-14時30分 |
研究集会/グループワーク「不読率のひろがる10代の子供たちと関わっていく」 助言者 小幡章子氏 |
14時30分-15時00分 | まとめ |
学校図書館法の改正にともない、学校図書館への司書職員の配置が努力義務化され、教育現場における図書館の関わりが内外から注目されています。また地域に開かれた学校教育の実践として、読み聞かせなどのボランティアが読書教育の一端を担うようになってきました。
一方子どもたちは年齢が上がっていくにつれ、小学生4.5%、中学生16.4%、高校生53.2%と不読率が高くなっていきています。従来の「赤ちゃんからの読書活動推進」の取組だけでは、10代の子どもたちを読書に向き合わせる力が及ばなくなってきていることが示されています。
県内各地の学校図書館司書や、学校現場に入るボランティア活動を担うPTAの皆さんと同じ目線で、現代感覚で対象の子どもをとらえて現場での取組を土台とした講演をしていただきました。
ご講演から、実践の力を改めて感じました。ご著書を読んで勇んで参加された方も、思うように研修に出る事が出来ない中なんとかやりくりし来られた方も、勇気を与えられ、試行錯誤する現場に光が差し込むような思いで職場に戻って行かれた様子が、アンケートに綴られた皆さんの感想の文面から立ち上ってきました。
皆さんが書かれていたことですが、この時代にこそものがたりを手渡す人の存在が必要です。ご講演は、そんな壁に突き当たっている私たちの日常に風穴をあけ、この仕事の本当の意味と必要性を胸に思い起こさせ、世代や立場の違う仲間が同じ熱い思いを抱いて仕事をしていることを再認識させるものとなりました。
10代の読書活動支援のより具体的な方策についてグループで順番にアイデアを出し進めていく形式で、自館へ実践計画として持ち帰れるようなプランへ練っていきました。具体的には、各々のアイデア提案→実現可能なグッドアイデアの抽出→アイデアの具体化と実現への企画化の過程をグループごとに持ち、まとめ部分で発表を行いました。(研究集会参加後の交流につなげるため、各自名刺(参加したグループ用10枚程度)をご用意いただきました。)
講演者小幡章子氏には、ミーティングをしているグループをまわっていただき、対象者への関わり方の点においてアドバイスをしていただきました。
司書は心の栄養士というフレーズを講評でいただきました。生涯学習社会、地方創生、地域創生という号令のもとに、知識情報を即役に立つなにかに変換しなれば存在価値のないような状況が加速化していく中で、心の栄養は、目に見える役に立つ役に立たないではない作用で沁みこんでいき、生きていくための動力となって現れると、教育現場が自信をもって取り組む大切さを感じました。
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【お問合せ】企画協力課(TEL:026-228-4939)
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