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更新日:2020年5月9日
県立長野図書館戦後70年特別企画
「発禁 1925-1944 ; 戦時体制下の図書館と知る自由」
県立長野図書館には1925(大正14)年から1944(昭和19)年までの間の、発行禁止・閲覧禁止とされた本たちと図書館の記録があります。
時の政府の検閲によって伏せ字となっている文章、図書館から消えていった本、雑誌、新聞…。表現の自由そして知る自由が失われ、やがて戦争が始まります。
戦後70年を迎えるにあたり、県立図書館ではこれらの記録をデジタル化し「信州デジくら」で公開するとともに、図書館で関係する資料や戦争を語り継ぐ記録を展示いたします。
図書館はみなさんが過去の記憶を語り継いでいくための記録を、書籍やアーカイブとして収蔵し、提供しつづけます。
みなさんが、それらをひもとき、今日そして明日の暮らしを考え、創るための「知る自由」の基盤であり続けたいと思います。
平成27年8月1日(土曜日)~8月30日(日曜日) ※9月13日(日曜日)まで延長します。
1階 視聴覚室 (18日(火曜日)からは2階一般図書室)
当館に残された検閲の記録『出版物差押通知接受簿』や対象となった所蔵資料を展示します。実際に手にとってご覧いただけます。
展示資料のうち、当館が作成した記録類をデジタル化し、「信州デジくら(※当時)」で公開しました。
現在は「信州デジタルコモンズ」で公開しています。
(※)「長野県デジタルアーカイブ推進事業」の愛称。長野県の歴史・文化・自然等の貴重な社会的資産をデジタル化して保存するデータベース。
ア 「県甲飛会」会報
「県甲飛会(けんこうひかい)」は、長野県出身の旧海軍甲種飛行予科練習生の同窓会でしたが、高齢化による会員の減少で平成27年4月に解散しました。戦争当時の回想も多く寄稿されている同会の会報を所有者の方からお借りし、関係する資料とともに展示します。
イ 当館が所蔵する戦時下で発行された資料
「アサヒグラフ」、「週報」など戦時下で発行された資料を展示します。
ウ 戦争記憶アーカイブの紹介(ウェブサイト企画)
インターネット上に公開されている戦争の記憶を伝える各種アーカイブを紹介します。
【お問合わせ】 資料情報課(TEL:026-228-4921)