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更新日:2020年2月17日

「戦争記憶アーカイブ」の紹介

戦後70年特別展 「発禁 1925-1944 戦時体制下の図書館と知る自由」ウェブ企画(2)

「戦争記憶」アーカイブの紹介

装飾

近年、戦争の記録や証言をインターネット上で閲覧できるアーカイブが多く作成されています。デジタル地球儀上に戦災体験者の証言や写真、地図などを重層表示したデジタルアーカイブもあります。先端の技術と市民の協力によって作成されたこれらのアーカイブもぜひご覧ください。

1 戦争体験証言に関するもの

(1)NHK戦争証言アーカイブ(外部サイトへリンク)

NHKが番組制作を通じて収集した戦争体験証言を体系的・総合的に整理して公開したものです。

(2)みんなの戦争証言アーカイブス(外部サイトへリンク)

テレビ業界の一線で活動するスタッフにより運営されているプロジェクト。著作権や番組テーマ、放送時間というテレビ番組での制約をはずし、証言者の言葉を極力ノーカットで誰もが自由に使用できる形で公開しています。

(3)ヒロシマアーカイブ(外部サイトへリンク)

1945年当時の体験談、写真、地図、その他の資料を、デジタル地球儀上に重層表示した「多元的デジタル・アーカイブズ」。現在の航空写真、立体地形と重ねあわせ、時空を越えて俯瞰的に閲覧することができます。

(4)ナガサキアーカイブ(外部サイトへリンク)

被爆者の体験談、被爆直後の長崎から現在に至る風景の変遷をデジタル地球儀上にアーカイブし、長崎原爆の実相を世界に伝えるためのコンテンツ。閲覧にはGoogle Earthが必要です。

(5)沖縄平和学習アーカイブ(外部サイトへリンク)

沖縄戦争体験者の証言102人と、182点の沖縄戦写真並びに資料地図をGoogle Earth上の地図にデジタル重層し、沖縄戦に関する多面的で総合的な理解ができます。

2 空襲記録に関するもの

日本空襲デジタルアーカイブ(外部サイトへリンク)

アメリカ人の政治学者、翻訳家の2名により太平洋戦争で日本が受けた空襲についての知識を国際的に広めることを目的に開設、運営されています。

3 検閲に関するもの

千代田区立図書館ウェブサイト内「内務省委託本」(外部サイトへリンク)

千代田区立図書館では、戦前に検閲を実施していた内務省が実際に検閲に使用した図書原本を約2,300冊所蔵しており、それらの検索が可能。代表的な数点についてはデジタル画像を提供しています。また同館で行われた関連企画の記録も掲載しています。

4 公文書に関するもの

国立公文書館アジア歴史資料センター(外部サイトへリンク)

戦前の公文書の主要な所蔵機関である国立公文書館、外務省外交史料館、防衛省防衛研究所図書館(現:防衛省防衛研究所戦史研究センター)が所蔵する明治初期から太平洋戦争終結までのアジア関係資料について、電子化された画像を閲覧できます。

5 ゴードン・W.プランゲ文庫について

プランゲ文庫(外部サイトへリンク)

戦前の内務省の検閲に替わって、戦後は連合軍(占領軍)による検閲が行われました。メリーランド大学の歴史学教授だったゴードン・W.プランゲは、この検閲のために提出されたあらゆる出版物の価値に注目し、それらをメリーランド大学に移管しました。国立国会図書館ではそれら約2万点をデジタル化しています。

著作権による制限と、メリーランド大学図書館との合意により、図書等のデジタル画像はインターネット上で公開されていませんが、「国立国会図書館デジタルコレクション」(外部サイトへリンク)で書誌情報を確認することは可能です。


【お問合せ】資料情報課【TEL:026-228-4921)

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