平成20年度(2008年度)定期総会
平成20年度事業計画
平成19年度事業報告
日時 平成20年5月16日(金曜日) 13時30分~15時
場所 県立長野図書館 3階 第1会議室
1 開会
2 あいさつの概要 (会長 牛山圭吾)
昨年度は原点にかえった活動を目指した。一つには学校図書館,公共図書館,読書ボランティアのみなさんが,同じ組織として横断的に勉強したいという声に応えて専門研修のカリキュラム、運営を共同にしたことである。
もう一つは、初めて県教育長と懇談会を持ち、県図書館大会の決議実施を直接要請するとともに、県下全体の公共図書館を結ぶ横断検索方式のネットワーク化実現の見通しがついたことだ。
本年度は,「つなぐ」をキーワードに次のような活動を充実していきたいと考えている。
- 県下公共図書館の横断検索の実現
- 各種研修に関して,関係機関との調整をとる。
- 県下の読書活動団体(300団体,会員数7000人)と公共図書館,学校図書館の全体的つながりと交流への芽を出す。
- 本部と支部活動をつなぐ。
このような活動を一歩でも踏み出し,点から線へと広げていきたいと思う。みなさまのご協力をお願いする。
- 出席者47名、委任状691名、合計738名となり、会員総数812名の10分の1を超えており、長野県図書館協会会則 第19条の規定により総会成立
3 議長選出 戸谷信一氏を選出
4 議題
- (1)平成19年度事業報告について(宮下事務局長)
- (2)平成19年度歳入歳出決算報告について(宮下事務局長 仲平公共部会長 藤田小中学校部会長) 並びに会計監査報告(宮原監事)
<質疑>
| 上田図書館(坪田) |
昨年度総会に欠席したところに総会資料が送られていないとの声がある。 |
| 宮下事務局長 |
会員に対しては総会資料を送付しているはずであるが、落ちのないように配慮する。 |
| 上田図書館(坪田) |
昨年度途中に事務局費をアップしたことはないか。また、事務局長の月額12万円の根拠を知りたい。 |
| 宮下事務局長 |
昨年度はむしろ事務局賃金を一部カットしている。県職員の退職嘱託賃金を基準として算出している。 |
| 飯山図書館(中村) |
決算書によると昨年度に比較し繰越金が少なくなっている。事業収支と合わせて再度説明をお願いしたい。 |
| 宮下事務局長 |
平成18年度のように研修事業の不要額や文化講座に伴う剰余金が発生しなかったことが主な理由である。19年度予定していた音楽をテーマにした信州図書館文化講座の収支見込が立たず実施を断念したことに伴い、決算上多額の収入未済額と支出不要額が発生した。また、平成20年度においては事務局賃金を大幅削減して予算編成を行っている。 |
| 個人会員(井上) |
事務局費中,管理経費の内訳がパソコンのリースなどであるなら,事務局費として計上しないほうが妥当ではないか。 |
| 宮下事務局長 |
研修に必需で県に備品整備をお願いして来たが、結果的に困難とのことであり、協会が独自に整備した経過がある。 |
質疑ののち,拍手により承認された。
- (3)会則の一部変更について,下記のとおり変更することが承認された。(赤字は追加変更部分)
(役員)
第10条 本会に次の役員をおく。
会長1名、理事長1名、副会長若干名,理事15名以内(うち若干名を常務理事とする)、監事3名
(役員の選出)
第11条 会長、副会長,理事及び監事は、個人会員及び施設会員の中から総会で選出する。
- (2) 各部会の代表者及び県立長野図書館の担当課長は理事とする。
- (3) 理事長及び常務理事は、理事の互選で定める。
(役員の任務)
第12条 会長は本会を代表する。
- (2) 副会長は会長職を代行し分担する。
- (3) 理事長は業務を総理する。
- (4) 常務理事は会務を処理し、理事長に事故あるときは、その職務を代行する。
- (5) 理事は理事会を組織し、重要な会務を審議執行する。
- (6) 監事は会計監査を行う。
(理事会・常務理事会)
第20条 理事会は、理事長が招集し、重要な会務を審議、執行する。
- (2) 常務理事会は、理事長、常務理事及び事務局長で構成し会務を協議、執行する。
- (3) 会長,副会長は常務理事会に出席し,会務に参与する。
(支部)
第27条 本会に支部をおくことができる。
- 2 支部は個人会員,施設会員等をもって構成し,支部長を置くものとする。
- 3 支部はこの会則及び支部規定等に沿って研修事業はじめ事業,活動を行う。
- 4 本会と支部との連携を図るために支部長会議を設置する。また,本会は支部と連携し,支部の事業,活動を支援するものとする。
会則第11条第1項の改正に伴い、副会長に若林雅彦氏を選出した。
午前に行われた理事会において理事長に山寺県立図書館長が互選されたことが報告され、理事長に山寺秀博氏を選出した。
また、人事異動、選出母体の役員変更等にともない藤田洋一氏、宮崎貞一氏を常務理事に、戸谷信一氏、上島清文氏を理事に選出した。
- (5)平成20年度事業計画(案)について(宮下事務局長 仲平公共部会長 藤田小中学校部会長)
- (6)平成20年度歳入歳出予算(案)について(宮下事務局長)
<質疑>
| 上田図書館(坪田) |
「長野県の名著復刻シリーズ」刊行は特定の発行業者に対する便宜供与にならないか。また監修料は妥当か。 |
| 宮下事務局長 |
復刻は資料保存・活用の有効な方法であり、図書館の重要責務だが単独では実現が難しい。この度、図書館協会と対象図書館と出版社が協力して貴重資料、名著復刻の実現を図ろうとするもので、書店組合、出版協会、児童文学研究会,学識者等の協力をお願いしていく。関係機関・団体の協力により実施するもので、特定の便宜供与にはあたらない。監修料は平成19年度に協会が監修等した「信州ふるさと変遷史」を基準、参考としており妥当だと考える。 |
| 上田図書館(坪田) |
個人会員の入会に関して,公共図書館の民営化により指定管理者に採用された者が会員となる可能性があるがどのように対応するのか。 |
|
宮下事務局長
|
会則に従って対応する。 |
| 飯山図書館(中村) |
議長選出について,会長が議長をつとめる方法でよいのではないか。 |
| 宮下事務局長 |
3年前まで会長が議長をつとめていたが,会則の改正により現行の方法となった経緯がある。意見として承っておく。 |
| 個人会員(清水) |
図書館職員問題検討委員会(スタッフ委員会)について,2年間で検討を終わるのではなく今後も継続して欲しい。 |
| 宮下事務局長 |
今回の取り組みは平成18年度から2年間にわたって実施してきたもので、委員会により検討し、まとめた内容をリーフレットにして各教育委員会や図書館へ配布するということで一区切りだと思っている。
職員問題は重要課題であり、ご意見については今後の課題とさせていただきたい。 |
質疑の後、拍手により承認された。
- (7)平成21年度(第59回)長野県図書館大会並びに第25回北信越学校図書館研究大会について
期日 平成21年10月16日(金曜日)・17日(土曜日)
場所 松本市
松本市に対して開催地を依頼しお引き受けいただいた旨,宮下事務局長より報告の後、松本大会の開催について正式に総会決定される。
松本市立中央図書館 加藤館長より開催地のあいさつが行われた。
議長退任
閉会
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1 理事会及び総会
- (1) 理事会 5月18日 県立長野図書館
- (2) 定期総会 5月18日 〃
2 本会事業
- (1)第57回長野県図書館大会
10月27日(土曜日) 安曇野市 参加者661名
(記念講演及び分科会記録等大会の様子を協会ホームページに掲載中)
- (2)図書館専門研修
- ア 図書館職員ステップアップ研修 11回開催
- イ 読み聞かせ講座 10回開催
- 延べ受講者数568名
- 受講者は臨時職員・非常勤職員が多いが、正規職員は少なく課題がある。
- 当協会の主要事業として取り組んでいるものであり,各図書館の年間職員研修計画に組み込んで一層活用して欲しい。
- (3)信州図書館文化講座―甲信越の戦国時代「風林火山の時代を学ぶ」
- 受講者333名
(予定していた「花開く信濃の名歌~童謡・唱歌・叙情歌の世界」は、検討したが財政的収支見込が立たず、実施を断念した)
- (4)ホームページの運用・メールマガジンの発行
- 平成20年5月16日現在のアクセス数22,900件。(1日平均23件)
- (5)図書館職員問題検討委員会(スタッフ委員会)の設置
- 委員会開催 7月20日(金曜日)・9月27日(木曜日)・11月13日(火曜日)
- 県下の図書館職員の雇用、待遇問題も含めて検討するため、平成18年度に委員会を設置したもので、19年度は3回の委員会を開催し、その成果をまとめ平成20年度にリーフレットを発行の予定。
- (6)研修委員会の設置 委員会 2月15日(金曜日)
- (7)「絵本ワールド」の共催 2月16日(土曜日)・17日(日曜日) もんぜんぷら座
- 平成19年度で3回開催になるが、実行委員会の主要団体として参加して実施している。
- 2日で入場者数約7,500人
- (8)図書館建設の相談・支援
- 6月25日に上田情報ライブラリーにおいて「これからの図書館像」学習・懇談会を開催。参加者約30名
- (9)長野県同和教育推進協議会への参画
- (10)長野県教育委員会との意見交換会
- 初めての試みとして、9月12日に開催された。
- 出席者は県教委側が山口教委長、平澤教育次長、義務教育課・教学指導 課文化財生涯学習課の課長・担当者等協会側は牛山会長はじめ常務理事の合計14名。
- 県下の図書館職員問題、子どもの読書活動推進計画等について、自由に意見交換したが、県下公共図書館のネットワーク化について前向きな協議の場となった。
- (11)「図書館評価のためのチェックリスト」の集計とまとめ
- 日本図書館協会の様式により7月から8月にかけて、県下の市町村図書館を 対象に実施した。
- 65館のうち55館から報告を受け、集計結果を分析と展望としてまとめ12月に市町村教育委員会及び全図書館に送付した。
3 公共図書館部会の事業
- (1) 会議
- ア館長会議 5月30日(水曜日) 上田市立上田図書館 参加者42名
- イ幹事会 3回
- (2) 研究集会等
- ア 第57回長野県図書館大会 10月27日(土曜日) 安曇野市
- イ 公共図書館初任職員研修会 5月10日(木曜日)・11日(金曜日) 参加者58名
- ウ 公共図書館職員研修 協会本部の事業として実施
- エ 図書館講座Ⅰ~Ⅲ
- オ 公共図書館視察研修 11月16日(金曜日) 岩船広域図書館 参加者17名
- カ 障害者サービス研修会 11月28日(水曜日) 県立長野図書館 参加者43名
- キ 長野県同和教育研究大会 10月20日(土曜日) レザンホール 参加者5名
- (3) その他
- ア 平成19年度長野県公共図書館概況 ホームページUP 9月
名簿及び概況書の配布
- イ 郷土資料総合目録配布 CD-ROMとして配布
- ウ 新聞・雑誌総合目録配布 CD-ROMとして配布
4 小中学校図書館部会の事業
- (1) 会議
- (2) 第57回長野県図書館大会
10月27日(土曜日) 安曇野支部
- (3) 第24回北信越地区学校図書館研究大会(金沢大会)
10月18日(木曜日)~19日(金曜日) 2名参加
- (4) 地区研究会
北信 飯水支部 10月30日(火曜日) 飯山小・飯山第一中
東信 上小支部 10月5日(金曜日) 中塩田小
南信 下伊那支部 11月9日(金曜日) 川路保・川路小・竜峡中
- (5) 第30回長野県読書感想文コンクール
応募総数 小学校 253校 2188編 中学校 98校 895編
入賞作品 小学校 205編 中学校 65編 合計270編(全国入賞なし)
- (6) 第19回読書感想画コンクール(全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催)
応募総数 小学校 17校 239点 中学校 7校 55点
入賞作品 小学校 29点 中学校 9点 合計38点(全国入賞なし)
- (7) 研究委員会
推薦課題図書選定委員会 4回
司書教諭研究委員会 4回
学校図書館サポート委員会 4回
- (8) 図書館専門研修 協会本部の事業として実施
- (9) 部会だよりの発行 (117号・118号・119号・平成19年度推薦図書目録特集号)
- (10) 第30回長野県読書感想文コンクール金賞作品集「ひろがる読書」の編集
- (11) 図書館実務マニュアル「新鮮で使いやすい図書館に」及び
「司書教諭と学校司書力を合わせて図書館教育」の販売・利用促進
- (12) 全国学校図書館協議会事務局長会議参加 2月7日(木曜日)・8日(金曜日) 東京
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1 理事会及び総会
- (1) 理事会 5月16日 県立長野図書館
- (2) 定期総会 5月16日 〃
2 本会事業
- (1)第58回長野県図書館大会
8月30日(土曜日) 長野市(篠ノ井市民会館・通明小学校)
- (2)長野県図書館協会専門研修
- ア 図書館職員等ステップアップ(専門)研修
- イ 読書ボランティア講座
- (3)信州図書館文化講座
県民の学習要求に応え、研究者等の発表の場を提供するとともに、図書館文化事業の振興を図るため、平成21年のNHK大河ドラマ「天地人」の放映に合わせて、関係地域において連続講演会を開催する。
- (4)図書館建設、運営等の相談・支援事業
現在、上田市、塩尻市、東御市、安曇野市、小布施町、木曽町、松川村等において図書館建設計画がある。資料構築、システム構築、内装・書架・什器整備、運営方法等について、関係者からの相談に応ずるとともに、学習会、懇談会等をとおして相談・支援事業を行う。
- (5)図書館評価方法の開発と実施
公共図書館において、平成19年度実施の「図書館評価のためのチェックリスト」による調査・まとめに引き続き、利用者満足度調査、自己評価等の評価方法を検討・開発し、関係調査を実施する。
(これに合わせ、10月に「図書館のミッションと管理運営に対する評価について」の専門研修会を開催する)
- (6)ホームページの管理運営事業
当協会からのお知らせ、案内、紹介等、情報発信を行うとともに、支部、公共図書館、学校図書館等からの情報収集・掲載をし、県下の図書館に関わる各種の情報提供のセンター的機能を果たす。
- (7)リーフレットの発行
平成18年度~19年度にかけて開催されたスタッフ委員会(図書館職員問題検討委員会)の成果をリーフレットにまとめ、県下の教育委員会、公共図書館、学校図書館等に配布し、行政、住民等の図書館・職員問題の理解を促す。
- (8)「長野県の名著復刻シリーズ」刊行に伴う調査、監修等
県下の図書館等が所蔵する図書資料の中には、大変貴重な資料や名著がある。それらを復刻し、地域の宝として永く保存するとともに、貸出等により市民に提供し、読書要望や調査活動に応えていくことは図書館の重要な役割である。
平成20年度からの「長野県の名著復刻シリーズ」刊行事業のため、調査対象図書館の協力をいただき該当図書の調査並びに監修等を行う。
- (9)組織・財政基盤の強化について
事業、活動をより魅力あるものにするとともに、当協会に対する理解を促進し積極的に入会を働きかけ、個人会員、賛助会員の増強により、組織・財政基盤の強化に努める。
- (10)その他
- ア 読書ボランティアグループ相互の情報交換、経験交流を図る交流会の開催 (9月予定)
- イ 「図書館で“調べる”学習賞コンクール」入賞作品の紹介
~展示会等希望する図書館、学校へ紹介、仲介する。
- ウ 絵本ワールドinながの2009(予定)
- エ 長野県同和教育推進会議への参加
3 公共図書館部会の事業
- (1) 会議
- (2) 研究集会等
- ア 第58回長野県図書館大会 8月30日(土曜日) 長野市
- イ 公共図書館初任職員研修会 5月9日(金曜日)・6月27日(金曜日)
- ウ 図書館職員ステップアップ研修 協会本部の事業として実施
- エ 図書館講座Ⅰ~Ⅱ
- オ 障害者サービス研修会 11月下旬
- カ 長野県同和教育研究大会 10月中旬
- (3) その他
- ア 平成20年度長野県公共図書館概況の提供
(県立長野図書館ホームページに掲載)
- イ 録音・点字図書目録増加分の提供
- ウ 郷土資料総合目録の提供 (CD-ROM)
- エ 新聞・雑誌総合目録の提供 (CD-ROM)
4 小中学校図書館部会の事業
- (1) 会議
- (2) 第58回長野県図書館大会 8月30日(土曜日) 長野支部
- (3) 第36回全国学校図書館研究大会 8月6日(水曜日)~8日(金曜日) 熊本県熊本市
- (4) 地区研究会
南信 諏訪支部 10月17日(金曜日) 富士見保育園・富士見小・富士見高原中
中信 大北支部 10月30日(木曜日) 松川小・松川中
東信 佐久支部 10月27日(月曜日) 坂の上小・芦原中
- (5) 第31回長野県読書感想文コンクール
- (6) 第20回読書感想画コンクール(全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催)
- (7) 研究委員会
- ア 推薦課題図書選定委員会 4回
- イ 司書教諭研究委員会 4回
- ウ 学校司書委員会 4回
- (8) 図書館職員ステップアップ研修 協会本部の事業として実施
- (9) 部会だよりの発行 (120号・121号・122号・平成20年度推薦図書目録特集号)
- (10) 第31回長野県読書感想文コンクール金賞作品集「ひろがる読書」の編集
- (11) 図書館実務マニュアル「新鮮で使いやすい図書館に」および
「司書教諭と学校司書力を合わせて図書館教育」の販売・利用促進
- (12) 全国学校図書館協議会事務局長会議参加 2月 東京
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