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更新日:2020年7月10日

「これからの公共について考えるための対話」シリーズ vol.3

「“みんな”が紡ぐものがたり:図書館・まち・デモクラシー」

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「これからの公共について考えるための対話」シリーズ

県立長野図書館は昨年末にLibrary of the Year 2019 優秀賞をいただきました。「知の公共性をひたむきに志向した,共創の舞台となる情報拠点の構築」がその受賞理由です。

この5年間「情報と情報」「情報と人」をつなぎなおし「人と人」をつなぐことを事業の軸として、たくさんの方々と共にこれからの「図書館」さらには「公共」のあり方を考え、創っていくための様々なチャレンジを重ねて来ました。

多様な他者とつながり、自由にいきいきとくらすことーそんな「公共」のあり方が、今の困難と可能性に溢れた時代の社会にとって最も重要なテーマの一つであり、その核に「知ること」を据え直す事が大切であると考えるからです。

そこで、5年間の事業改革期間の最後に、各界でユニークな取り組みを進めるみなさんをお招きして「これからの公共について考えるための対話」シリーズを開催します。

第3回「“みんな”が紡ぐものがたり:図書館・まち・デモクラシー」

図書館という場を起点に紡がれるコミュニティの「ものがたり」はいかにして生まれるだろうかー
奈良大学文学部教授の嶋田学さん、アカデミック・リソース・ガイド代表の岡本真さん、前・県立長野図書館長の平賀研也さんをお迎えし、故・鈴木均氏(松本市出身・浦安市立図書館員)と対話されるはずだった図書館の姿、そこに至るための道程を語りあいます 。
雑誌「LRG(ライブラリー・リソース・ガイド)」2018年冬号第22号の「特集 図書館とコミュニティ」にまとめられた、これからの図書館への問いに私たちが共に向き合うための第一歩です。

2020年3月15日(日)に開催を予定し、延期となっていた当フォーラムをWeb配信の形で開催することにいたしました。
鈴木均さんの別荘「一楽荘」に集う話者による対話を、パブリックビューイング会場(ライブ配信)で、または県立長野図書館YouTubeチャンネルでの後日配信にてお楽しみください。

話者

■嶋田 学(しまだ・まなぶ:奈良大学教授/前・瀬戸内市民図書館長)

1963年大阪府生まれ。奈良大学文学部卒。1987年大阪府豊中市立図書館、1998年滋賀県旧永源寺町図書館準備室、2005年から東近江市立図書館での勤務の傍ら2008年同志社大学大学院総合政策科学研究科を修了(政策科学修士)。2009年同大学政策学部嘱託講師の兼業などを経て、2011年瀬戸内市の新図書館開設準備室長。2016年から瀬戸内市民図書館館長。2019年から現職(司書課程担当)。
著書に『図書館・まち育て・デモクラシー -瀬戸内市民図書館で考えたこと-』青弓社(2019年)、『図書館サービス概論』共著、ミネルヴァ書房(2018年)など。論文に「地域活性化に寄与する公共図書館の役割」(「情報の科学と技術」第65巻第5号)、「現場からの提言 地域を活性化させる図書館活動とは――公共図書館政策と東近江市立図書館の実践」(「図書館界」第63巻第1号)など。


■岡本 真(おかもと・まこと:アカデミック・リソース・ガイド表)

1973年生まれ。1997年、国際基督教大学(ICU)卒業。編集者等を経て、1999年、ヤフー株式会社に入社。Yahoo!カテゴリ、Yahoo!検索等の企画・運用に従事した後、2004年にはYahoo!知恵袋を企画・設計を担当。Yahoo JAPAN研究所の設立やYahoo!ラボの公開に関与
2009年に同社を退職し、1998年に創刊したメールマガジンACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)を母体に、アカデミック・リソース・ガイド株式会社を設立。「学問を生かす社会へ」をビジョンに掲げ、富山市、恩納村(沖縄県)、須賀川市(福島県)、名取市(宮城県)、長崎県等において新図書館等の文化機関の整備に関わりつつ、ウェブ業界を中心とした産官学連携に従事。
著書に『未来の図書館、はじめませんか?』青弓社(2014年)、『これからホームページをつくる研究者のために』築地書館(2006年)、『ウェブでの<伝わる>文章の書き方』講談社現代新書(2012年)、共編著に『ブックビジネス2.0』実業之日本社(2010年)ほか


■平賀 研也(ひらが・けんや:前・県立長野図書館長 2015.4-2020.3)

1959年仙台市生まれ、東京育ち。法務及び経営企画マネージャーとして企業に勤務。その間に米国イリノイ州にくらし、経営学を学ぶ(University of Illinois)。
2002年長野県伊那市に移住。公共政策シンクタンク(総合研究開発機構)の研究広報誌編集主幹を経て、2007 年 2015年の間、公募により伊那市立伊那図書館長。伊那市立図書館は「図書館というハコや仕組みの枠を超えた新鮮な提案とその推進により、新しい公共空間としての地域図書館の可能性を拡げている」としてLibrary of the Year 2013 大賞受賞。
2015年4月より県立長野図書館長。県立図書館の事業改革プランを策定実施。「これからの図書館」の情報・空間・人に関わる提案と試行を続けてきた。県立長野図書館は「信州・学び創造ラボ」などの取り組みを「知の公共性をひたむきに志向した,共創の舞台となる情報拠点の構築」としてLibrary of the Year 2019 優秀賞受賞。実感ある知の獲得と世界の再発見、情報リテラシー向上に寄り添える地域情報のハブとしての図書館、半開きな関係性に支えられる新しい公共圏の実現を目指してきた。

日時

2020年8月10日(月・祝)13:00-16:00

メイン会場

長野県諏訪郡富士見町「一楽荘」
※こちらは配信元会場です。現地へ直接お越しになることはご遠慮ください。

参加(視聴)方法

  1. パブリックビューイング
    現地からのライブ配信を、サテライト会場(県立長野図書館、塩尻市立図書館・えんぱーく市立小諸図書館中津川市立図書館合志市立図書館・西合志図書館でご視聴いただけます

    ※市立小諸図書館会場は7月30日より臨時休館のため中止としました。
     
  2. 後日公開
    アーカイブ映像を県立長野図書館 YouTube チャンネルにて公開しました(8/19)
     

パブリックビューイング申込(Googleフォーム)

サテライト会場の募集

今は、集合型イベントの開催そのものが困難な状況です。しかし、公共を語り合う場だからこそ、できる限り多くの方と「時間」を共にしたいという思いも強くなりました。

そこで、全国からパブリックビューイング可能な施設(サテライト会場)を募集したいと思います。

7月10日現在、サテライト会場は長野県内だけです。長野県外の方をこちらにお誘いするのは、県境越えを推奨してしまうことになりかねません。多くの都道府県や市町村に会場が分散すれば、それだけ移動による感染リスクを減らすことができます。

全国各地でうまれる「場」に集う方々と、同じ「時間」で繋がれますことを楽しみに、多くのご応募をお待ちしております。

サテライト会場となる条件

  • 公共施設であること(自宅NG)図書館以外でもかまわないが、一般の方の参加が可能であること
  • インターネット接続端末および投影できる環境があること(テレビモニタ、プロジェクタ等)
  • 会場のキャパシティや密回避状況に合わせて、受け入れの人数設定は自由
  • 施設名、代表者名、連絡先を県立長野図書館までご連絡ください

県立長野図書館からの支援

  • 申込用Googleフォームの開設、申込者名簿の提供
  • イベントページへサテライト会場情報を掲載
  • 代表者へ前日にZoom接続IDを通知

当日の状況

  • 全会場の様子をZoom画面で共有
  • メイン会場とサテライト会場での双方向性のあるやりとり(直接的な会話等)は行いません
  • 通信環境により配信状況が不安定になる可能性あります

お問合せ

企画協力課(TEL:026-228-4939)

 

 

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