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更新日:2024年12月27日
災害や気候変動、地域社会の存続など、現代を生きるわたしたちは、さまざまな課題を抱えています。一方でわたしたちは、先人の知恵や自然の恵みを受け取りながら、多くの危機を乗り越えてきました。先人の営みが形となった地域資源は、わたしたちの宝です。
近年、信州各地では、これらの地域資源を保全・活用する取組がさまざまな形で展開されています。そこに通底しているのは?…どうやら「楽しむ」というコトバに、ヒントがありそうです。
今回のフォーラムでは、さまざまな実践例を通じて、「楽しみ」の輪を広げていきたいと思います。
時間 | 内容 |
---|---|
13時00分~13時10分 | 開会挨拶・趣旨説明 |
13時10分~14時10分 | 基調報告「地域・時代を越えて文化をつなぐ-キーワードは"楽しさ" と"美味しさ"」 |
14時10分~14時40分 | 事例報告「東伊那区誌『峯高く』編さんから拡がる地域の活性化」 |
15時00分~15時30分 | 事例報告「環境変化を民話で楽しく学ぶには?~演劇とパフォーマンス~」 |
15時30分~16時20分 | 質疑応答・パネルディスカッション |
16時20分~16時30分 | 閉会挨拶 |
※発表資料・動画はアーカイブ欄をご覧ください。
令和6年11月1日(金曜日)13時00分〜16時30分(受付12時30分〜)
県立長野図書館3階 信州・学び創造ラボ(募集定員:40名・要申し込み)
(〒380-0928 長野市若里1-1-4)
YouTubeによるライブ配信も行いました。(お申し込み不要・人数制限はありません)
※発表資料・動画はアーカイブ欄をご覧ください。
栄村地域史料保全有志の会は、2011年の長野県北部地震をきっかけに発足。古文書・民具・考古を中心に、文化財保全活動を継続しています。人が交流し、地域史料の集積や情報発信の拠点となる歴史文化館「こらっせ」も実現しました。長く継続する秘訣は「楽しむ」ことです。食の楽しみや、語り合う楽しみの中から、専門性を超えたつながりが拡がった13年間の軌跡を振り返り、文化財保全活動の楽しみ方・続け方を語っていただきます。
著書『古文書はいかに歴史を描くのか―フィールドワークがつなぐ過去と未来』もぜひご一読ください。史料保全活動の実際が解りやすく、古文書が災害からの復興に一役かったエピソードには、感動させられます。
150周年を迎える駒ケ根市東伊那では、区誌『峯高く』の編さんが進行中。地域をよく知る人、古文書が読める人、デジタルに強い人など、得意分野を活かしながら、デジタル化した地域資料と区誌と紐付ける「ハイブリッド風土記」を目指されています。「東伊那再発見講座」では、地域ならではの知識を深める体験イベントも多数開催。多方面に広がる生き生きとした活動の楽しさを、それぞれのお立場から報告いただきます。「区誌編さん便り」もぜひご覧ください。
過去の気候変動に関わる民話の調査や、近年の環境変化で市井の人々に起こった出来事を採集、演劇や音楽で新しい民話を創作・発表しています。本から学ぶのは少しハードルが高いですが、演劇なら若い世代の人にも見てもらいやすく、伝わりやすい。「伝承」で大切なのは「面白さ」や「楽しさ」です。10月開催の「鳴動~音が伝える災害の警鐘」公演も、ぜひ併せてご覧ください。
地域資源の発見や保全、活用について、興味のある人はどなたでも
以下のフォームからお申込ください。
https://forms.gle/CARvBADUxCjFppzs7
主催:県立長野図書館
共催:長野県立歴史館、長野県立美術館、信州大学附属図書館、信州アーツカウンシル
当フォーラムは、「信州発・これからの図書館フォーラム」(主催:県立長野図書館)を兼ねています
※発表資料はアーカイブ欄をご覧ください。
【お問合せ】県立長野図書館 総務企画課 企画係 (TEL:026-228-4939)
【第8回信州 知の連携フォーラム】 「楽しみ」から始めよう ―「地域を知る」ってどんなこと?―(県立長野図書館 ライブ配信)
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